KUON RINEX QC
RINEX観測の 基礎品質チェック(欠測率・衛星系別の観測数)、 無料・登録不要。
処理は <b>VPS上の決定論パーサ(KUON basic-qc)</b>で行われます。<b>基礎統計</b>のみ(エポック数・観測間隔・完全性/欠測率・衛星系別の衛星数と観測数)で、<b>サイクルスリップや多重路(マルチパス)の高度指標は含みません</b>(今後の高度QCで対応予定)。RINEXの中身を可視化するなら → RINEX Viewer。生データは 24時間で自動削除・アカウント不要。
何を調べているのか
観測のファイルそのものから、4つを取り出します。エポックが何個あるか、本来いくつあるはずだったか、欠けている場所はどこか、そして衛星系統ごとに何回観測できたかです。
後処理に何時間もかける前に、答えておきたい問いは一つです。この観測は、そもそも処理する価値があるのか。
充足率
充足率は、観測できたエポックを、本来あるはずのエポックで割った値です。本来の数は間隔と時間の長さから決まるので、1秒間隔で1時間なら3,600になります。
95パーセントを超えていれば良い観測です。80から95の間なら何かが邪魔をしており、原因を探す価値があります。80を下回ると、どのソフトを使っても結果は信用できません。
系統ごとの観測数
ある衛星系統がまるごと無いなら、空に無かったのではなく、受信機の設定で切られています。
他より極端に少ない系統があるときは、その信号がうまく追えていません。アンテナと、それが受けられる周波数を確かめてください。
これで分からないこと
これは基礎の検査です。あるものを数えているだけで、サイクルスリップや反射波は見ていません。
充足率が100パーセントでも、位置が出ないことはあります。充足率は、その測定値が綺麗だったかどうかを何も語らないためです。