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いま空に何機あるのか

地球のまわりを回っている稼働中の人工衛星は、およそ1万1千機です。数年で倍以上に増えました。半分以上を通信衛星が占め、次に地球観測衛星、技術実証の衛星、そしてこのサイトの土台になっている測位衛星が続きます。

上のレイヤーを全部つければ、その全部が一度に見えます。GNSSだけにすると約120機が残ります。測位を成り立たせている衛星です。

なぜ落ちてこないのか

落ち続けています。物を横に投げると弧を描いて地面に届きますが、十分に速く投げると、落ちる曲がり方と同じだけ地面が丸く逃げるので、いつまでも届きません。これが周回です。

高度400キロメートルあたりで必要な速さは毎秒約7.7キロメートル、地球を一周するのに90分です。パネルで宇宙ステーションを追うと、その時間で地球を横切っていくのが見えます。

高度が役割を決める

低軌道、200から2,000キロメートル。地球観測、宇宙ステーション、衛星インターネット。一周は90分から2時間。

中軌道、2万キロメートルあたり。測位です。広い範囲から見えるだけの高さがあり、なお信号が弱くならない高さです。GPSは一周に約12時間かかります。

静止軌道、35,786キロメートル。気象と放送です。この高さでは一周がちょうど24時間になるので、地上からは空の一点に止まって見えます。パラボラアンテナが動かないのはこのためです。

8の字を描く軌道

みちびきを表示して、その軌跡を見てください。ただの輪ではなく、8の字を描きます。

軌道が傾いていて、北側にいる時間が南側より長くなるように組まれています。日本から見ると1日に8時間ほど真上付近にとどまり、3機を時間差で配置すれば、いつでもどれかが頭の上にいる状態になります。

真上にいることには意味があります。都市では低い位置の衛星は建物に隠れますが、真上の衛星だけは遮られません。

自分の目で見る

人工衛星は望遠鏡なしで見えますが、自分では光っていません。太陽の光を反射しているので、自分のいる場所は暗く、上空の衛星にはまだ日が当たっている、という時間帯に限られます。日没後と日の出前の1時間半ほどです。

飛行機とよく間違えられます。飛行機は赤と緑が点滅します。人工衛星は点滅せず、一定の明るさの点が一定の速さで空を横切り、途中で急に消えることがよくあります。地球の影に入ったからです。

いちばん明るいのは宇宙ステーションで、条件がよければ金星に近い明るさになり、街の中でも見えます。

この位置はどこから来ているのか

ここに描かれている衛星はすべて、公開されている軌道の要素から、標準的なSGP4という方式で計算しています。作った値ではありません。要素は定期的に更新されており、古いまま計算するほど実際からずれていきます。

衛星を押すとNORADの番号が出るのも同じ理由です。要素が公開されているときの識別子なので、誰でも同じ相手を同じ出典で確かめられます。

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